レバノン南部、イスラエル空爆で死者16人 市長も犠牲
(CNN) レバノン保健省は16日、南部ナバティエへのイスラエル軍による空爆の死者が16人になったと明らかにした。ナバティエ市のアフマド・カヒル市長も犠牲になった。負傷者は52人にのぼるという。
ナバティエの知事がテレビとのインタビューで明らかにしたところによると、同日午前、空爆が少なくとも10回あり、「火の帯のようなもの」ができたという。攻撃を受けたナバティエ市庁舎では市長と職員らが危機管理会議を開いていた。
レバノン国営通信(NNA)によると、庁舎のほか市場や住居ビル、大学も攻撃を受けた。
知事は「避難を余儀なくされた人々を受け入れ、支援物資を提供していた庁舎を狙った攻撃を非難する」と述べた。
イスラエル国防軍(IDF)は同日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの精鋭部隊「ラドワン部隊」が使用する地下インフラを破壊するために、ナバティエの標的数十カ所を攻撃したと明らかにした。