イスラエル軍がレバノン南部に空爆、5人死亡とレバノン保健省 市長死亡の報道も
(CNN) レバノン南部のナバティエで16日午前、イスラエル軍による空爆が自治体の建物を直撃し、少なくとも5人が死亡した。レバノン保健省が発表した。
現在、瓦礫(がれき)の除去作業が続いているという。
ソーシャルメディアに投稿され、CNNが位置情報を確認した動画には、ナバティエの複数の地区から立ち上る煙が映っている。CNNは動画がいつ撮影されたものなのかは確認できていない。
イスラエル国防軍(IDF)は、空爆がイスラム教シーア派組織ヒズボラに関連する目標に命中したと主張。精鋭部隊「ラドワン部隊」の使用する「地下インフラ」を破壊したと述べた。
IDFの声明によると、街の中心部では民間人の住宅の地下にトンネル網が設置されているという。声明は、ヒズボラが民間人を「人間の盾」として利用していると付け加えた。
レバノン国営通信(NNA)は、今回の空爆でナバティエの市長や自治体の職員数人が死亡したと報じた。