イスラエル首相、ガザでの戦闘終了後にアラブ諸国と和平交渉へ
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は28日、クネセト(国会)で演説し、最大の敵対国であるイランに勝利し、パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘が終結した暁にはアラブ諸国との和平交渉を通じて、中東でのイスラエルの立場を強化するとの決意を明らかにした。
ネタニヤフ氏はイランの計画を強調し、「もし、イスラエルが崩壊すれば、中東全体がイランの手に落ちるだろう」と述べた。
ネタニヤフ氏はまた、イスラエルにとっての新たな目標について、より多くのアラブ諸国との和平交渉の追求を掲げた。
イスラエルは、現在のような紛争に突入する前、中東の一部のアラブ諸国との関係を刷新しようと集中的に外交努力を行っていた。そうした取り組みが実を結び、2020年にはアブラハム合意の下、バーレーンやアラブ首長国連邦(UAE)と国交正常化に踏み切っていた。