ブラジル警察、大統領暗殺企てた疑いで5人を逮捕

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G20サミットに出席したブラジルのルラ大統領=11月18日、リオデジャネイロ/Buda Mendes/Getty Images

G20サミットに出席したブラジルのルラ大統領=11月18日、リオデジャネイロ/Buda Mendes/Getty Images

(CNN) ブラジル警察は、2022年にルラ大統領の暗殺を企てた疑いで5人を逮捕した。この中にはボルソナーロ前大統領の顧問1人が含まれる。

連邦警察によると、クーデターの計画はルラ氏が就任する前の22年後半に練られていた。ルラ氏の殺害に加え、副大統領及び最高裁判事の殺害もしくは拘束も計画されていたという。最高裁が逮捕命令の中で明らかにした。

命令は最高裁判事が17日に署名。これにより5人の容疑者の予防拘禁が認められた。5人の中にはボルソナーロ政権で大統領の側近だった退役将軍、マリオ・フェルナンデス容疑者が含まれる。同容疑者に弁護士がついているのかどうかは不明。

CNNはボルソナーロ氏の代理人にコメントを求めている。

ボルソナーロ氏=2023年6月30日、ブラジル/Eraldo Peres/AP
ボルソナーロ氏=2023年6月30日、ブラジル/Eraldo Peres/AP

連邦警察によれば、当該の計画には他にも特殊部隊で訓練を積んだ軍の要員が関与していた。最終的には政府内に危機管理のための部局を創設し、首謀者たちがそこを管理下に置く計画だったという。

裁判所の命令によると、計画を企てたとされる人物らは、複数の方法による政治的暗殺を検討していた。その中には毒物や爆発装置の使用も含まれていたとされる。

今年2月、ボルソナーロ氏は当該の計画を巡り捜査対象となった。ロイター通信が捜査を直接把握する情報筋を引用して伝えたところによると、捜査は今月中に終了するとみられている。

ボルソナーロ氏自身は、クーデター画策の疑惑を再三否定している。

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