ベネズエラ治安部隊、アルゼンチン大使館を包囲 館内の野党関係者が発表
(CNN) ベネズエラの首都カラカスで、同国の野党関係者らが滞在するアルゼンチン大使館が23日、治安部隊に包囲された。
アルゼンチン大使館には7月の大統領選前から、当局の圧力を受けた野党関係者ら6人が身を寄せている。
野党指導者マリア・マチャド氏の補佐役で3月から大使館に滞在するペドロ・ウルチュルトゥ氏は23日、X(旧ツイッター)への投稿で、武装した国家警察の部隊が大使館周辺の道路を封鎖したと報告。上空にドローン(無人機)が展開し、電話の電波が遮断されたと述べた。
館内にいる別の野党メンバーは、大使館の外に配置された警察部隊の動画を投稿した。
大統領選では現職マドゥロ氏が当選したが、その結果は国内外から疑問視されている。
大統領選の野党統一候補だったエドムンド・ゴンサレス氏は23日、Xに「カラカスのアルゼンチン大使館に避難している仲間がどうなるのか、世界に注意を呼び掛ける」と書き込んだ。
カラカスのアルゼンチン大使館は、9月にも治安部隊に包囲されていた。