レバノン軍、停戦発効で南部のプレゼンス強化 学校も再開へ

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南部の港湾都市ティルスの近郊で監視に当たるレバノン軍=27日/Anwar Amro/AFP/Getty Images

南部の港湾都市ティルスの近郊で監視に当たるレバノン軍=27日/Anwar Amro/AFP/Getty Images

(CNN) イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが一時停戦に入ったことを受けて、レバノン軍は27日、監視のための部隊をイスラエルと国境を接する南部に追加で配置したことを明らかにした。また、レバノン国内では来月2日から学校が再開する見通しとなった。

レバノン、イスラエル両政府が受け入れた停戦合意では、イスラエルはレバノン南部に展開する自軍の全部隊を撤退させなければならない。レバノン南部を流れるリタニ川の南に展開できる軍はレバノン軍と国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)のみとなっている。

レバノン軍の陸軍司令部は27日の声明で、リタニ川方面へ部隊を追加で配置し、UNIFILと調整の上で国家の権限を強化し始めたことを明らかにした。

一方、レバノンの国営通信社NNAは教育相が来月2日からの学校再開を発表したと報じた。同国内の公立学校の大半は、イスラエル軍とヒズボラの交戦で家を追われた人々の避難所として使われていた。国連は先月初め、レバノンの公立学校の75%が避難所と化していると明らかにした。国連によると、1年余りにわたる交戦でレバノン国内では少なくとも130万人が避難を余儀なくされた。

NNAの報道によると、一時停戦を受けて学校に身を寄せていた人々が帰宅し始めており、各学校は校内の状況を調べて授業を再開できるという。ただ、多くの学校は以前のように機能するには修理が必要とみられる。

私立学校では多くの生徒とその家族がレバノンを離れているため、年内いっぱいは対面とオンラインの両方で授業が行われる見込みという。

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