マクロン仏大統領、辞任に応じず 新首相は「数日以内に」指名
同氏は国民に対し「今日から新しい時代だ」と語りかけ、国民議会は「選挙で選ばれた目的を果たす義務がある」とし、「フランス国民のために」行動すると述べた。
しかし、新しい時代がマクロン氏にとって以前よりも順調になるという証拠はほとんどない。誰を選ぶにせよ、首相の任命には議会の承認が必要となるが、議会は大きく分裂し、マクロン氏は両派からのあからさまな反対姿勢に直面している。
マクロン氏は大統領として2期目の半ばを迎えているが、自身が解散を発表し6月に行った総選挙の結果は、政権の終盤をきわめて複雑なものにし、同氏の国内外での権威を失墜させた。
なお、現議会は直近の選挙から1年後の6月まで継続する必要があるため、さらなる総選挙は不可能だ。