インド首都圏議会選 モディ首相の政党が過半数、27年ぶり勝利

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8日、インド人民党(BJP)本部でデリー首都圏議会選挙の勝利を祝うモディ首相(左)/Sajjad Hussain/AFP/Getty Images

8日、インド人民党(BJP)本部でデリー首都圏議会選挙の勝利を祝うモディ首相(左)/Sajjad Hussain/AFP/Getty Images

(CNN) インドのデリー首都圏議会選挙が8日に行われ、モディ首相が率いる国政与党のインド人民党(BJP)が過半数を抑えて勝利した。BJPが首都圏議会で与党となるのは27年ぶり。モディ氏に批判的な有力指導者のひとりを破ったことは、インドで昨年行われた総選挙で過半数割れとなったことでBJPが必要としていた勢いにつながりそうだ。

選管がネット上で発表した数字によれば、定数70のうち、BJPが48議席を獲得した。

モディ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、開発や良い統治が勝利につながったとの認識を示した。

アルビンド・ケジリワル氏が率いる庶民党(AAP)は22議席の獲得にとどまった。ケジリワル氏はモディ氏に批判的な野党指導者のひとり。ケジリワル氏は投稿した動画で、選挙戦の敗北を認め、BJPに祝意を示した。

デリー首都圏の人口は約2000万人で、住宅の利用や、毎年数カ月にわたりスモッグに覆われる大気汚染などの問題に直面している。

デリー首都圏はBJPにとっては鬼門で、BJPが最後に与党だったのは1998年にまでさかのぼる。

AAPは反汚職運動を源流に持つ政党で、2015年以来、デリー首都圏を統治してきた。

昨年の総選挙直前、ケジリワル氏は汚職の容疑で逮捕された。ケジリワル氏やAAPはBJPの指示によるものだと主張したが、モディ政権側はこうした主張を否定している。

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