ハマス、最年少2人を含む4人の遺体引き渡しへ 生存中の人質6人も解放

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アリエル・ビバスちゃん(左)とクフィル・ビバスちゃん/Yosi Shnaider and Hostages Missing Families Forum

アリエル・ビバスちゃん(左)とクフィル・ビバスちゃん/Yosi Shnaider and Hostages Missing Families Forum

(CNN) イスラム組織ハマスは18日、拘束している最年少の2人を含むイスラエル人の人質4人の遺体を20日に解放すると発表した。また22日には、当初予定されていた3人ではなく、生存中の人質6人を解放するという。

イスラエル首相府は18日、エジプト首都カイロでの交渉で「殺害された人質4人」を20日に引き渡し、「生存中の人質6人」を22日に解放することで合意に達したことを確認した。

イスラエルは、過去数週間で行ったのと同様に、イスラエル人の人質と引き換えにパレスチナ人の囚人を解放するとみられる。

今回の発表は、2023年10月に誘拐された当時、それぞれ生後9カ月と4歳だったビバス家の子どもたちが実際に死亡したことを最も明確に示している。

イスラエルはまだふたりの死亡を確認しておらず、ハマスの発表についてもコメントしていない。

この件に詳しいエジプトの情報筋はCNNに対し、エジプト、カタール、イスラエル、米国の当局者による協議が成功し、ハマスが22日に停戦の第1段階で残っている人質を解放する予定であることを確認した。

ハマスは23年11月、イスラエルの空爆でふたりが母親とともに死亡したと主張し、同じく人質にされた父親がイスラエルのネタニヤフ首相に死の責任があると非難する映像を公開していた。

イスラエル軍の報道官は当時、この映像を「心理的テロ」と呼び、非難する一方で、遺族に対しては、子どもたちは生存していないかもしれないと伝えていたという。

ビバス一家の生後9カ月だったクフィルちゃんは、23年10月7日のテロ攻撃において特に際立った犠牲者の一人となった。

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