ウクライナとロシアの停戦、「向こう数週間」で実現可能と仏大統領

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榴(りゅう)弾砲の発射を準備するウクライナ兵=7日/Oleg Petrasiuk/Ukraine's 24th Mechanized Brigade/AP

榴(りゅう)弾砲の発射を準備するウクライナ兵=7日/Oleg Petrasiuk/Ukraine's 24th Mechanized Brigade/AP

(CNN) フランスのマクロン大統領は、ウクライナとロシアの間の停戦について、「向こう数週間」で合意に至る可能性があるとの認識を示した。しかし西側の同盟国がロシアに対して、合意内容を確実に守らせる必要があると警告した。

マクロン氏は24日、FOXニュースのインタビューに答え、「第一に重要なのは停戦を実現することだ。これは向こう数週間で果たされる可能性があると思う」と述べた。

その上で「少なくとも停戦を実現し、持続的な和平に向けた交渉を開始することは可能だろう。しかし我々にはウクライナにとって重要なことが求められている。欧州と安全保障、米国とその信頼にとっても重要なことだ」と付け加えた。

停戦期間中、ロシアと西側はウクライナの安全保障について交渉することが可能になる。その後両者は和平条約を結ぶかもしれないが、マクロン氏によれば西側はロシアが条約に違反しないことを保証する必要があるという。

ウクライナの安全を保証する目的で、マクロン氏は同国の軍事力の増強を提案。またもし要請があれば英国、フランスの軍隊を平和維持の目的で派遣する方針も示唆した。

マクロン氏は同日、トランプ米大統領とホワイトハウスでウクライナについて議論した。その中で同氏は再三、安全保障上の保証が必要だと強調。ロシア政府に対して今度こそ確実に約束を守らせる措置を講じなくてはならないと訴えた。またいかなる合意を結ぶにせよ、「確認と検証」が不可欠だとも指摘した。

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