鉱物資源めぐる米国との協定、調印の「用意ある」 ウクライナ大統領
(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は3日までに、同国のレアアース(希土類)とめぐる米国との協定について、署名する用意があると語った。
ゼレンスキー氏は訪問先の英ロンドンで、記者団に対し、「我々は署名する準備が整っていた。正直にいって、米国も同様に準備ができていると信じている」と述べた。
ゼレンスキー氏は、欧州首脳らとの会合のため、英国を訪問している。ゼレンスキー氏は、協定について、当事者の準備が整えば調印されるとし、協定には2人の当事者がいるとの認識を示した。
ゼレンスキー氏は協定に調印することを期待すると語った。協定が成立すれば、米国はウクライナにある希少な鉱物資源を入手できるようになる。だが、米国を訪問したゼレンスキー氏がトランプ大統領と大統領執務室で口論となり、ウクライナ側はホワイトハウスからの退去を命じられていた。
トランプ大統領やバンス副大統領はホワイトハウスでの会合で、ゼレンスキー氏に対し、米国からの軍事支援に感謝せず、何百万人もの命を賭け、ロシアの侵攻と戦うことで第3次世界大戦の危機を引き起こしたなどと批判していた。