イスラエル軍のガザ攻撃、支援作業員の死亡や行方不明相次ぐ
イスラエルは停戦が崩壊する前、支援物資のガザへの搬入を阻止する決定を下していた。イスラエル側は、停戦延長に向けた新たな条件を受け入れるようハマスに圧力をかけるための措置だと説明している。
UNRWAのフィリップ・ラザリーニ事務局長は27日、停戦の再開を訴え、イスラエルに対して支援輸送の封鎖を解除するよう求めた。同氏によればガザへの人道支援物資が途絶えてから既に3週間以上が経過している。

反ハマスのスローガンを叫ぶパレスチナの人々=26日、パレスチナ自治区ガザ地区北部ベイトラヒヤ/Stringer/Reuters via
停戦崩壊前は1日500~600台の支援トラックがガザに入っていたが、その後は今回の紛争が発生してから最も長期間支援物資が届いていない状況だという。
2023年10月7日のハマスによる奇襲以降、教師や医師、看護師を含む支援作業員約400人がイスラエルの攻撃で死亡した。 国連人道問題調整事務所(OCHA)が今週の更新情報で明らかにした。
内訳は国連職員289人、PRCSの職員34人、他の非政府組織職員76人となっている。