イラン大統領、「ぜいたく」な南極旅行で副大統領を解任
(CNN) イランのペゼシュキアン大統領は5日、南極への「ぜいたくな」私的旅行を理由に、副大統領の一人を解任した。
ペゼシュキアン大統領は、シャフラム・ダビリ副大統領(国会担当)を解任し、南極旅行について、過度なぜいたくであり、到底擁護できないと批判した。
ペゼシュキアン氏は「国民が深刻な経済的困難に直面している中、たとえ私費であっても当局者のぜいたくな旅行は容認できない」と述べた。
国営イラン通信(IRNA)によると、ペゼシュキアン氏は、政府で長年働いてきたことが、正直、公正、そして国民への約束に対する責任から免れる理由にはならないと言い添えた。
ダビリ氏は不正を否定したが、ペゼシュキアン氏の判断を受け入れると表明した。
イラン経済は長年にわたり、政府による核開発計画をめぐって米国が科した制裁の影響などで打撃を受けている。