退役ジャンボを沈めた海底テーマパーク、8月開園へ バーレーン
(CNN) 中東バーレーン沖にボーイングのジャンボジェットを沈めて魚礁にする海底テーマパークが、今年8月にオープンする見通しとなった。
同国北東部に浮かぶ人工島群の沖に、広さ10万平方メートルのテーマパークが開園する。世界最大規模の海底パークになるという。
その目玉になるのが、退役後に特殊な処理を施したボーイング747型機だ。ザイヤーニ商工・観光相によると、全長70メートルの機体は、今まで各地で同じように沈められた航空機の中で最も大きい。
このプロジェクトは同国の最高観光評議会と観光・展示庁、民間セクターが共同で進めてきた。人工サンゴ礁や彫刻作品も配置した新たなダイビングスポットが誕生する。
ザイヤーニ氏がこのほど発表したところによれば、8月のオープン前には、当局の認可を受けたダイビングセンターを通して予約できるようになる。
同氏は「環境に優しいユニークなプロジェクト」だと強調した。
当局は環境基準を守り、海洋生物の生育を促すとの方針を打ち出しているが、沈めた機体が腐食するなどして環境に悪影響を与えるとの懸念も指摘されている。