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中国軍機、南シナ海でカナダ軍ヘリにフレア弾放出 カナダ海軍発表 CNN EXCLUSIVE

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南シナ海を航行するカナダ海軍のフリゲート艦、HMCSオタワ/Royal Canadian Navy/Canadian Armed Forces

南シナ海を航行するカナダ海軍のフリゲート艦、HMCSオタワ/Royal Canadian Navy/Canadian Armed Forces

HMCSオタワ艦上(CNN) 中国軍機1機が先月29日、南シナ海の国際水域上空を飛行中、カナダ軍のヘリコプターの前方でフレア弾を放出していたことが分かった。カナダ軍の将校らは、無謀な行動でありヘリコプターが墜落する可能性もあったと指摘している。

当該のヘリコプターが飛び立ったカナダ海軍のフリゲート艦、HMCSオタワに乗艦していた航空将校、ロブ・ミレン少佐はこの事案について、フレア弾がヘリコプターの回転翼やエンジンに向かってきたと説明。危険で基準外、プロ意識にも欠ける行動だとの認識を示した。

ミレン氏がオタワ艦上でCNNのインタビューに答えたところによれば、上記の事案は同日2度発生したカナダ軍ヘリと中国海軍J11戦闘機の接近の2件目だった。戦闘機はヘリから30メートルの距離にまで近づいたという。

カナダを初めとする各国は、中国機が固定翼機に向かって近づく事例は何度も目撃している。しかし、そうした行動がヘリコプターに対して取られるのは異例だと、ミレン氏は述べた。

2度の接近のうち1度目は、南シナ海北部のパラセル(中国名:西沙)諸島から約54キロの国際水域上空で発生。2度目の現場は同諸島から約37キロ離れた国際水域上空だった。オタワは当時、パラセル諸島の東160キロの海上で活動していた。

オタワ艦上の将校らによると、ヘリコプターはこの時、これより前に探知されていた潜水艦を捜索中だった。

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