シンガポール航空、太っ腹のボーナス支給か 給与約8カ月分

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駐機するシンガポール機=2020年12月/Kevin Lim/AP

駐機するシンガポール機=2020年12月/Kevin Lim/AP

香港/ニューデリー(CNN) シンガポール航空が社員に対し給与の約8カ月分に相当するボーナスの支給を計画していることがこのほどわかった。この計画に通じる関係者がCNNの取材に明らかにした。

同航空はコメントの求めに応じていない。同社は今月15日、2023〜24年の会計年度で年間の純利益としては過去最高の19億8000万ドルを記録したことを報告していた。

損益に関する報告書で、航空需要は年間を通じて好調を維持していたと指摘。中国、香港、日本や台湾などの北アジア諸国・地域が新型コロナウイルス禍が落ち着いた後、外国人観光客の全面的な受け入れに転じたことが原動力になったと説明した。

一方で今年は航空業界にとって困難な年になる可能性があると警戒。地政学的な緊張、マクロ経済面での不安定さ、インフレ圧力やサプライチェーン(供給網)での制約で試練を迎えることになると予想した。

シンガポール航空は昨年、英国の航空サービスリサーチ企業「スカイトラックス」により世界最良の航空会社に選ばれていた。同航空が首位に輝いたのは5度目だった。

社員に太っ腹のボーナスを提供する航空会社はこのほかにもある。ロイター通信は最近、中東ドバイのエミレーツ航空の社内向けの電子メールの内容を引用し、社員に給与の20週間分のボーナス配分が計画されていると伝えていた。国営の同航空は過去最高の年間収益を報告してもいた。

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