イラクの原油生産量、20年までに倍増 世界2位も視野に
IEAはただ、イラクの将来の原油生産量の増加は保証されたものでなく、原油や天然ガスの生産量や電力供給量で目標数値を達成するためには2035年までエネルギー基盤施設の整備で5300億ドルの投資が必要と予想。この投資が遅滞すれば世界市場への供給量が減り、35年までには1バレル当たりの原油価格が15ドル上昇する可能性があるとも警告した。
イラクでは現在、政府とエクソンモービル、BP、シェブロン、トータルなどのエネルギー大手が協力して既存の原油生産設備の改善、修理や新規油田の開発に当たっている。