大卒1年後の年収、女性は男性の8割にとどまる 米調査
ニューヨーク(CNNMoney) 米国の大卒者の就職1年後の年収は、女性が男性の82%にとどまり、金額では約7600ドル(約61万円)少ないとする報告書を、米大学女性協会(AAUW)がこのほど発表した。
AAUWは、米教育省が2009年に大卒者1万5000人を対象に実施した調査の結果を分析した。その結果、卒業後1年間フルタイムで勤務した時点での平均年収は、男性が4万2918ドル(約342万1000円)、女性が3万5296ドル(約281万3000円)だった。
AAUWは男女間格差の理由として、男性は工学分野などをはじめ高収入の職業につながる専攻を選ぶ傾向にあること、実際に高収入の職種に就き、長時間勤務するケースが多いことを挙げている。しかし専攻、職種、勤務時間が同じ男女を比較しても、女性の収入は男性より7%低いことが分かった。