オバマ大統領が大幅リード――ハロウィーン仮装マスクの売り上げでは
ニューヨーク(CNNMoney) 米大統領選は民主党のオバマ大統領と共和党のロムニー氏の激戦が続いているが、ハロウィーンの仮装用マスクの売り上げでは既に決着がついたようだ。
ハロウィーン用品販売大手スピリット・ハロウィーンによると、オバマ大統領のマスクの売り上げは、60%対40%の比率で、ロムニー氏のマスクの売り上げを上回った。
同社は全米に展開するチェーン店1000店を通じてマスクの売り上げを集計し、4年ごとの大統領選の勝敗を予想する「大統領選指標」を公表している。科学的な裏付けはないものの、1996年に集計を始めて以来、毎回の選挙結果を正確に言い当ててきたという。
同社の担当者は「多くの人が、マスクを着けることで候補者に対する支持を表明する」と説明する。マスクの値段は19.99(約1600円)から。
大統領選に関連して売れ行きが伸びているハロウィーン用の仮装グッズは候補者マスクにとどまらない。初回のテレビ討論会でロムニー氏がリストラに言及した子ども番組「セサミストリート」のビッグバードは、討論会後のグーグル検索でコスチュームの検索件数が600%の伸びを記録。小売店でもハロウィーンに向けて、ビッグバードのコスチューム人気が急上昇しているという。
インターネットではさらに、ロムニー氏の発言で話題を呼んだ「女性でいっぱいのバインダー」の仮装について指南する投稿もあふれている。
全米小売連盟の調査によれば、今年は過去最高の1億7000万人がハロウィーンを祝う予定だという。コスチュームや装飾などへの出費は平均約80ドルで、昨年より8ドル増えた。