逃亡中のマカフィー氏に単独インタビュー　「出頭はしない」

（ＣＮＮ） 中米ベリーズで米国人男性が殺害され、隣人として当局に事情聴取を求められている米インターネットセキュリティー大手マカフィーの創業者ジョン・マカフィー氏（６７）は２日までに、潜伏先の島でＣＮＮの単独インタビューに応じた。マカフィー氏は殺人への関与を否定し、出頭するつもりはないと語った。

合言葉は「遅れてすまない」「大丈夫だ。われわれは同僚を待っている」――なぞの人物が運転する車に乗せられ、左折と右折、Ｕターンを繰り返した先に、マカフィー氏の隠れ家はあった。事件以来、同氏がカメラ前でインタビューに応じるのは初めてだ。

同氏は取材班に「あまりゆかいな生活ではなく、以前の暮らしが懐かしい。風呂も入れないし、食べ物も粗末だ」と漏らした。

事件は１１月１１日、同国のアンバーグリスキー島サンペドロ近郊で発生。同氏の隣に住むグレゴリー・フォール氏（５２）が銃で撃たれて死亡した。フォール氏はかねてマカフィー氏の飼い犬の声がうるさいと不満を漏らしていた。

マカフィー氏は９日、飼い犬４匹が何者かに毒を与えられたと警察に通報していた。同氏は犬を苦痛から解放するため、銃殺して敷地内に埋めたとされる。