787のバッテリーで熱暴走、原因は依然不明 米運輸安全委
同機の記録では、バッテリーが設計上の限界である32.2ボルトを超す過充電になっていた形跡は見られなかったという。しかしバッテリー内の8基のセルのうち、個々のセルで設計限界を超えていなかったどうかは不明だとしている。
NTSBなどはバッテリーの欠陥や異物混入の可能性について調べているが、バッテリー以外に原因がある可能性もあり、ハースマン委員長によれば、現時点であらゆる可能性を排除していない。
リチウムイオンバッテリーの使用は、米連邦航空局(FAA)がボーイングに「特別条件」を課したうえで承認していた。