機内に「子ども禁止ゾーン」設定、格安航空のエアアジアX
(CNN) マレーシアの格安航空エアアジアXはこのほど、12歳以下の子どもの利用を禁止する「クワイエット(静寂)ゾーン」をエコノミークラス座席に導入した。同社はエアアジア傘下で長距離路線を運航する会社。
クワイエットゾーンはエコノミークラスの前7列に設定。ほかの座席との間には仕切りがあり、子どもが後部の座席で騒いだりしても聴こえにくいようにした。
乗客は予約する際に35~110マレーシアリンギット(約1000~3300円)を上乗せすると、エコノミークラスの特定の座席や、前後幅にゆとりがある座席を指定できるが、この際クワイエットゾーンの席を選ぶことができる。
同社はこのサービスについて、「心の平穏を望む乗客のための天国のようなパッケージ」と形容している。一方で、子ども連れの乗客にも配慮して、エコノミークラスの残る2区画にはベビーベッドを3台増やすと発表した。
競合するマレーシア航空も昨年から、A380便のファーストクラスおよびエコノミークラスの2階席で、子どもの利用を断っている。