USAトゥデーの創業者アレン・H・ニューハース氏死去
(CNN) 米紙USAトゥデーの創業者、アレン・H・ニューハース氏が19日、フロリダ州ココアビーチの自宅で死去した。89歳だった。
カラフルなレイアウトと簡潔な記事が特徴のUSAトゥデー紙は、これまで多くのメディア企業に影響を与えた。
USAトゥデーは「長年の新聞記者であり、メディア企業の幹部であり、コラムニストでもあったニューハース氏は、自宅で転倒した時に負ったけがと戦っていたが、19日に死去した」と報じた。
USAトゥデーの他に81紙を発行する大手メディア企業ガネットの元会長であるニューハース氏は、1982年に日刊紙の創刊という大きな賭けに出る。しかし「米国初の一般大衆紙」と銘打つUSAトゥデーの創刊をめぐり、ニューハース氏はガネットの取締役会と激しく対立した。
アメリカの伝統的なジャーナリズムを重視する一部の人々は、短い記事に特化するUSAトゥデーをマクドナルドになぞらえて「マック新聞」とからかったが、同紙は売り上げ、ジャーナリズムの両面で大成功を収め、今や米国で第2の売り上げを誇る日刊紙となっている。