新サービスで機内での出会いを演出 ヴァージン・アメリカ
(CNN) 「あちらのお客様からです」――ホテルのバーで、一目ぼれした相手に一杯の飲み物を贈る。同じような出会いが、ヴァージン・アメリカ航空の機内で待っているかもしれない。
同航空は今週、ロサンゼルス・ラスベガス便の就航に合わせ、米国内線のすべての路線で新たなサービスを開始した。座席前のパネルで飲み物や食事、軽食を選び、「他の席に届ける」というボタンを押して、お目当ての人の座席を指定する。操作は簡単だ。
出発ロビーで見かけた映画俳優のような彼には、ジンが似合いそう。あちこちにつけたピアスで金属探知機を鳴らしていた彼女に、よく冷えたビールはいかが?座席間でやり取りできるメッセージ機能を使って、熱い愛の言葉を添えることもできる。
新たなサービスを紹介するビデオには、ヴァージン・グループ創設者のリチャード・ブランソン氏が登場し、カップル成立の確率は「少なくとも50%」と断言している。
ただひとつ懸念されるのは、恋の相手を探すため、「トイレに行く」と称して通路を歩き回る乗客が急増することだろう。