米ヤフーのメイヤーCEO、1年目の報酬は5.8億円
ニューヨーク(CNNMoney) 米インターネット検索大手ヤフーのマリッサ・メイヤー最高経営責任者(CEO)が昨年7月の就任から年末までに約590万ドル(約5億8000万円)の報酬を受け取ったことが1日までに分かった。監督当局への提出資料で明らかになった。
メイヤー氏は半年間で50万ドル弱の給与に加え、現金賞与110万ドルと株式430万ドル相当を受け取った。1カ月当たりの収入は約100万ドルに上ったことになる。
就任時の条件では、2017年末までに少なくとも7100万ドルの報酬を約束されている。
株式付与の追加分を加えて総額1億2000万ドルを超える可能性があり、その額はヤフーの株価が上がり続ければさらに膨れ上がる。ヤフー株は、同氏が就任してからの9カ月間で50%以上値上がりしている。
同社のスコット・トンプソン前CEOも1年目に最大2600万ドルという破格の報酬を受け取ることになっていたが、学歴詐称が発覚し、退職金なしで辞任した。
メイヤー氏は就任以降、社員食堂の無料化や社員へのスマートフォン支給、育児休暇の延長などの改革を断行。最近では在宅勤務の禁止を打ち出して論議を呼んだ。