学生の「働きたい国」筆頭は米国、日本は? 95%が海外就職に前向き
ニューヨーク(CNNMoney) 世界の学生の95%は海外で働きたいと考え、最も人気があるのは米国、なかでもニューヨーク――。調査会社ユニバーサムが世界の学生4341人を対象に実施した意識調査で、そんな結果が出た。
卒業後に働きたい国として米国を挙げた学生は19%に上った。2位は英国の12%、次いでオーストラリアが8%、カナダが6%と、英語圏の国が上位を占めた。
非英語圏の中ではドイツがカナダと同着の6%で首位。次いでフランス、スイス、スウェーデン、日本、スペインの順だった。
都市別に見ると最も人気が高かったのはニューヨークで、もし仕事が見つかれば移り住みたいという回答者は15%に上った。2位はロンドンの11%、3位はサンフランシスコ、パリ、シドニーがそれぞれ4%で並んだ。以下ベルリン、ストックホルム、香港、ロサンゼルス、シンガポールがトップ10入りした。
いずれの国や地域とも労働市場は堅調とは言いがたいが、それでも自分の専門分野を生かすチャンスがあると考える学生は多い。例えばビジネスを専攻する学生はニューヨークやロンドンの金融機関に魅力を感じ、ITを専攻する学生はドットコム企業が集中するサンフランシスコでの就職を思い描く。
ロンドンは文化や歴史、シドニーはビーチの近くに住めるなどのライフスタイル、パリは街並みの美しさがそれぞれ支持された。
海外でぜひ働きたい、または働いてもいいと答えた学生は全体の95%に上った。
調査は2012年10月から13年1月にかけて実施。回答者の平均年齢は23.7歳だった。