ダウが一時1万5000ドル突破、良好な雇用統計を好感
ニューヨーク(CNNMoney) ニューヨーク株式市場は3日、ダウ工業株平均が史上初めて1万5000ドルの大台を突破した。
米労働省が同日、4月の米雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数の伸びが予想を上回ったことを受け、同日の米国株式市場は主要株価指数が軒並み上昇した。
ダウは前日比0.9%高の1万4972ドルで引けた。S&P総合500も1%上昇し、史上初めて1600ポイントの大台に乗せた。またナスダック総合株価指数も1.1%上昇し、2000年11月以来の高値をつけた。
米国の4月の非農業部門雇用者数は前月から16万5000人増加。また失業率は7.5%で、前月の7.6%から改善した。
雇用者数の伸び、失業率ともに予想を上回る好内容だったことから、夏に景気が減速するとの懸念は和らいだが、失業率は依然として、米連邦準備制度理事会(FRB)が景気刺激策を緩める目安としている6.5%を大幅に上回っている。