リスクに対して積極的?消極的? タイプで異なる「成功」への道
予防志向型の人は、計画作成に長け、思慮深く綿密、用心深く懐疑的で、ミスは少なく、分析・評価が得意だ。短所は、めったにないチャンスを逃しがちで、物事の細部に拘泥(こうでい)し、心配し過ぎる傾向がある。
いくつかの研究で、自分のタイプにあった戦略を用いることが成功への近道であることが分かっている。
姿勢
上昇志向型の人は、自信がエネルギーや集中力を高めるため、楽観的であるべきだ。悲観的な気持ちは、やる気を削ぐだけだ。
予防志向型の人にとっては、批判されることや自身を疑うことで高まる警戒心がやる気を引き起こす。一方で、過度の自信や賞賛は、警戒心を薄めやる気を削ぐことになるので注意が必要だろう。
意思決定
上昇志向型の人が最善の決断を下せるのは、肯定的な選択肢2つが並んでいる場合や、メリットがあるかどうかを考える場合、直感的に選ぶような場合だ。
一方、予防志向型の人は、どちらの選択肢がより悪くないかということに目を向けやすい。最善の判断を下せるのは、どうやったらそれを行えるのかといったことを考える場合や、どちらの選択肢が正しいのかについてフィーリングではなく合理的な説明を行うといった場合だ。