世界最大の広告会社誕生へ、米仏大手が合併合意
ニューヨーク(CNNMoney) 広告大手の米オムニコムグループと仏ピュブリシスグループは28日、合併で合意したと発表した。両社の昨年の売上高は合計で約227億ドル(約2兆2200億円)で、世界最大の広告会社が誕生することになる。
新会社「ピュブリシス・オムニコム・グループ」は時価総額351億ドル、世界各地の従業員数が計13万人に上る見通し。
最初の2年半はピュブリシスのモーリス・レビー最高経営責任者(CEO)とオムニコムのジョン・レンCEOが共同CEOを務める。その後はレン氏がCEOにとどまり、レビー氏は会長となる。
両社の株主がそれぞれ新会社の50%を保有する。新会社はニューヨーク証券取引所(NYSE)やユーロネクスト・パリに上場する。
合併手続きは両社の株主総会や規制当局の承認を得て、今年第4四半期から来年第1四半期のうちに完了する見通しだ。