米FRB、年内にも量的緩和を縮小へ
ニューヨーク(CNNMoney) 米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は19日、記者会見で、金融市場に巨額の資金供給を続けている量的緩和策を縮小する時期について言及した。バーナンキ議長によれば、今年の後半にも規模を縮小し、来年半ばには緩和策を終了する可能性があるという。FRBが量的緩和の終了時期について具体的に言及したのは初めて。
FRBはこれまで、一連の景気見通しについて、上方修正をしてきた。バーナンキ議長によれば、こうした景気の改善が実現すれば、FRBは「アクセルを緩める」方針だという。
バーナンキ議長はさらに、失業率が2014年半ばに7%に下落すれば、FRBが米国債などの購入を終了するとの見通しを示した。
ただし、今のところ、FRBの資産買い入れに対する方針に変更はないという。