若者300人がNYのモール襲う
(CNN) 米ニューヨーク・ブルックリンのショッピングモール「キングスプラザ」で26日、10代の少年ら300人以上の集団が突然叫び出し、店を襲うなどの騒ぎを起こしていたことが分かった。
モール内の店の従業員らによると、少年らはウインドーガラスをたたき、店員らに罵声(ばせい)を浴びせるなどの騒ぎを約2時間にわたって繰り広げた。警察が追い出そうとしても別の入り口から入ってくるといういたちごっこが続いた。
CNN系列局WCBSによると、逮捕者はなく、被害総額も不明とされるが、一部の少年が菓子の詰まったガラス容器を床にたたきつける場面もあった。
集団は最終的に警官の誘導で退去したものの、多くの店が閉鎖を余儀なくされ、クリスマスの翌日で通常なら伸びるはずの売り上げもさっぱりだったという。同モールでは翌日に限り、大人の同伴なしの未成年者の入場を禁止した。
インターネット上の呼び掛けに応じて群集が公共の場に集まり、突然パフォーマンスを始める「フラッシュモブ」のひとつだったとみられる。暴力的なフラッシュモブは過去にも例がある。米フロリダ州では昨年の夏、300人の集団が小売り大手ウォルマートの店舗を襲い、万引き防止用の警報システムを破壊した。