サントリー、米酒造大手ビームを買収 160億ドル
ロンドン(CNNMoney) 飲料大手のサントリーホールディングスは13日、米酒造大手のビームを160億ドル(約1兆6500億円)で買収すると発表した。両社の合併により、世界で第3位の蒸留酒メーカーが誕生する。
ビームはバーボンウイスキーの「ジムビーム」や「メーカーズマーク」で知られるメーカー。1株当たりの買収価格は83.50ドルと、ビームの10日の終値に25%上乗せした額となる。株主や規制当局の承認を経て、今年第2四半期(4~6月期)に買収を完了する見通し。
ビームのマット・シャトック最高経営責任者(CEO)は、「両社が一緒になることで、世界のスピリッツ市場の成長を牽引(けんいん)しているプレミアムウイスキーカテゴリーでは、他に類をみない充実したポートフォリオとノウハウを併せ持つことになる」との談話を発表した。
サントリーは日本でよく知られた飲料メーカー。2003年の映画「ロスト・イン・トランスレーション」は、ビル・マーレイ演じる主人公がサントリー製品の宣伝のために来日するという設定になっている。