太陽光ランプで無電化村を救え
販売員も11年の600人から現在の6000人にまで増員、インド国内5州において月4万個を販売している。目下、東アフリカでも似たような販売路の導入が計画されている。
太陽光ランプには4種類のモデルがあり、いずれも中国製。作りはいたって簡単だ。モデルによって直径4.5~6インチ(約11~15センチ)の大きさのものがあり、スタンドに取り付けるか、頭上から釣り下げて使う。3段階調光で、丸一日充電すれば24時間から30時間にわたって照明が持続する。
高価格モデルの2種は、電話の充電器として使うこともできる。
南アジアや東アフリカのような地域にも携帯電話が普及しつつあるが、無電化村では充電しにくいのが難点。同社の海外展開を担当するラディカ・サッカー氏によると、現状、数日ごとに遠距離を歩いていき、業者にお金を払って充電しなければならない。
同氏は「ちょっとした時間に自分で充電できるようになれば、情報へのアクセスという意味で、大きな意味を持つだろう」と話す。