トヨタ、10億ドルで米司法省と和解へ 急加速問題
(CNN) トヨタ自動車が急加速に関連した苦情処理を巡って米当局の調査を受けていた問題で、米司法省は19日にもトヨタとの和解を発表する見通しだ。関係者が明らかにした。
この問題は2009年に浮上し、ニューヨークの連邦地検が中心となって捜査に乗り出していた。
和解はトヨタが刑事訴追を免れ、約10億ドル(約1015億円)を支払う内容になる見通し。
トヨタは人気モデルの急加速に関する苦情が米安全当局に寄せられたことを受けてフロアマットの交換などで対応。その後2009~10年に数百万台のリコール(回収・無償修理)を実施した。
米議会などからはトヨタの対応が不十分だったと非難する声が上がり、公聴会に同社経営陣が出席して証言。米運輸省は多額の罰金を命じた。
同社は他州との間でも和解しているほか、利用者から起こされた訴訟でも和解金を支払っている。