ドバイで社員「1万6千人」参加の大型慰安旅行、中国企業
(CNN) 米スキンケアメーカー、「ニュースキン」の中国子会社が中東アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで今週、社員1万6000人が参加するという破格の規模の慰安旅行を敢行している。
同社創設30年を祝い、中国本土、香港、台湾やマカオの「大中国圏」で働く販売成績が良好な幹部らを集めて交流を深め、親睦を図る狙いがある。
同社やUAEの旅行会社によると、これら社員を運ぶため、エミレーツ航空のチャーター便2便を含めフライト200便以上を予約。宿泊施設として40ホテルで3万9000部屋以上を押さえた。確保した移動用のバスは409台。
到着の社員は一度に約2000人に達することもあるという。
この大旅行でUAEのビジネス界に落ちる金は約2000万ドル(約20億4000万円)と推定されている。
旅行参加者はUAE滞在中、ドバイにある世界最高層ビル「ブルジュ・ハリファ」やアブダビにあるモスク(イスラム教礼拝所)などを見学。高級スポーツカーのフェラーリ関連のテーマパークも3日間、独占に近い状態で利用した。一度に8000人が参加する研修会兼夕食会を3度も開いたという。
ドバイは2012年10月、今回の旅行の招請にソウル、マカオやシンガポールなどと共に名乗りを挙げていた。昨年1月、同社はドバイを選んでいた。