GMが新たに300万台リコール 計1300万台に
ニューヨーク(CNNMoney) 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は15日、新たに約300万台のリコール(回収・無償修理)を発表した。今年に入り、GMが発表したリコールの対象台数は計1280万台に達した。
リコール対象となったのは2004~07年のシボレー・マリブなど、主に09年のGMの経営破綻以前に製造された古い車種。不具合が原因の事故は13件起き、2人が負傷した。死者は出ていないという。
配線関連の不具合では、ブレーキを踏んでもブレーキランプがつかなかったり、逆にブレーキを踏まないのにランプがついたりする可能性があるという。ほかにも4件の不具合があった。
対象車種の修理費用としてGMは2億ドルを見込んでいる。
この不具合について、GMは08年に販売店向けに連絡していたがリコールには至っていなかった。
GMは2月、点火スイッチの不具合による大規模リコールを発表。これをめぐって同社は、10年前から問題の存在に気づいていながら対応が遅れたとして激しい非難を浴びている。また米司法省や米議会、自動車規制当局は対応が遅れた原因について調査を行っている。