NZ航空、787-9型機を初受領 オールブラックの特別版
(CNN) ニュージーランド航空と米航空機メーカー大手ボーイングは9日、米ワシントン州でボーイングの最新型旅客機「787-9」の引き渡し式典を開いた。
ニュージーランド航空は同型機を世界に先駆けて導入する。式典には両社の関係者ら約1000人が出席。特別にほぼ真っ黒に塗られた機体は、11日にもニュージーランド・オークランドに到着する。
787-9は従来の787-8より全長が6メートルほど長く、定員も40人多い。航続距離は約1万4800~1万5750キロメートルで、787-8の約1万4200~1万5200キロメートルより長い。
ボーイングによれば、ニュージーランド航空へは10機納入する予定だ。これまでに世界で409機の787-9を受注しており、これは787型機全体の40%を占めるという。
ニュージーランド航空は10月にオークランドと豪パースを結ぶ便を就航させる予定。11月にはオークランドと東京や上海を結ぶ路線にも投入するという。
座席数は302。エコノミークラスには、ニュージーランド航空独自のシート「スカイカウチ」を14列用意。これは3つの座席を3人がけのソファのようにして使えるというもの。