インドの火星探査機費用は81億円、米映画の製作費より安く
インド宇宙研究機関(ISRO)に配分される年間予算は12億ドル。一方、NASAの場合は約175億ドルとなっている。
ISROはこの中で、短期の開発期間を導入したり安い労働コストを生かして節約に努力。高度の技量を持つ航空宇宙工学の技術者の月給は1000ドルとされ、欧米の同業者に比べはるかに安い。
ただ、国家予算の中における宇宙開発予算の比率を見た場合、インドの約0.4%は米国と同様の水準となっている。NASA予算は世界の宇宙開発競争が激しかった1966年には国家予算の4.4%が割り当てられていた。現在のNASA関係者にとっては夢の中の数字ともなっている。