話題の「ラクダ」食品、世界に売り込み
ドバイのカフェ「カフェトゥゴー」は、ラクダのミルク入りコーヒーを発売して世界的な話題となった店。同店のフードメニューには、ラクダ肉を使ったホットドッグやハンバーガー、サラミなども並んでいる。
カフェトゥゴーの創業者ジャシム・バスタキ氏はキャメロスというブランドも立ち上げ、ラクダ肉などをドバイのスーパーマーケットに卸している。
「ラクダ革命で世界に飛び出そう、ラクダカフェの先駆者として進出しようと決意した」とバスタキ氏は語る。今ではカフェトゥゴーのフランチャイズ店はパキスタンやリビア、ケニア、サウジアラビアやカタールでも営業を開始した。
もっともラクダは扱いやすい食材ではない。肉は脂肪が少なく固く、ホットドッグやハンバーガー向きとは言いがたい。ミルクも脂肪分は牛乳の半分で、健康志向の人は喜ぶだろうが、チョコレートの素材としては使い勝手が悪い。
「脂肪分は味に影響するから、(ラクダ乳の使用は)チョコレートメーカーにとって容易なことではない。製品開発は試行錯誤の連続だった」とアルナスマの関係者は語る。