ギリシャ国民投票間近、賛否は伯仲 双方が大規模集会
一方、賛成票が上回れば、支援交渉が再開するめどが立つ。ただ、EUと国際通貨基金(IMF)は追加支援と引き替えにより厳しい条件を要求する可能性がある。
難しい選択を前にギリシャ国民は二分されており、世論調査の結果も伯仲している。
長年にわたる賃金や年金の削減により、多くのギリシャ人は疲弊。ユーロ圏を離脱し、従来のドラクマに戻りたいとの考えを抱く人も多い。一方、大幅な通貨切り下げと困窮を懸念する声もある。こうした人々は、たとえより大きな犠牲を払うことになっても、ギリシャのEU残留を望んでいる。
いずれにしても早急な変化が必要なことは確実で、5日の投票が注目される。