マカオのカジノ仲介業者、40億円の横領被害か
マカオの規制当局は事件を受けて、透明性向上のためジャンケットオペレーターに出資者の身元の公表を義務づけるとともに、ジャンケットオペレーターが金融サービスを行うのは違法だと警告した。
マカオのカジノ収入はラスベガスの7倍とも言われるが、中国の反腐敗運動のあおりで高額ギャンブラーが減少。15カ月連続の収入減に陥り、ブルームバーグの予測によると今年下半期も32%減となる見込みだ。
シンガポールやラスベガスのほか、ベトナムやカンボジアでもカジノが新たに開設され、海外に足を運ぶ本土のギャンブラーが増えて、収入減に拍車をかけている。
今年に入り、マカオでは大規模な売春組織や犯罪グループの摘発も相次いだ。マカオ当局は健全で家族に優しいイメージを打ち出して立て直しを図っている。