中国初の国内産旅客機完成、エアバスやボーイングに対抗

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C919の主要部品には多くの外国製品が使用されているとみられる

C919の主要部品には多くの外国製品が使用されているとみられる

中国政府は同機を国家的な航空産業の発展につなげたい考えで、開発プロジェクトには200社を超す企業と36大学がかかわったと強調。国営メディアでは、新型の航空電子機器や軽量複合素材製の機体といった「先端技術」が使われていると伝えた。

ただ、同機が「すべて中国の知的財産で完成された」という国営メディアの報道については、国内からも疑問視する声が出ている。

公開されている情報をもとにCNNが検証した結果、C919の主要部品の多くは外国製と思われることが判明した。エンジンは米国とフランスの合弁のCFMインターナショナル製、電力系と着陸装置は米ハネウェル製であることがうかがえる。

C919は今後20年で2000機の販売を見込む。中国国内では、航空機市場はいずれエアバス、ボーイング、COMACの3社がシェアを分け合うことになるという予想もある。

これまでの受注は517機。中国の国有航空会社や航空機リース会社が大部分を占める。国際展開については、米連邦航空局(FAA)に承認されていないことが障壁になりそうだ。

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