中国初の国内産旅客機完成、エアバスやボーイングに対抗

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北京(CNN) 中国初の国内産大型旅客機となる「C919」が2日、上海の工場で完成し、式典の様子が全土に生中継された。いずれ世界の航空機市場で欧州のエアバスや米ボーイングに対抗することを目指す。

白い機体に青いストライプと緑色の尾翼をあしらったC919は、「夢想起航」の横断幕と中国国旗の下で披露された。174座席を配し、大きさはエアバス320型機やボーイング737型機と同程度、航続距離は5555キロ。上海―シンガポール、北京―バンコクなど利用客の多い路線もカバーできると説明されている。就航は早くても1年後になる見通し。

C919のプロジェクトは2008年にスタートした。中国が旅客機の製造に乗り出したのは、失敗に終わった1980年代以来。同機を製造した国有企業の「中国商用飛機(COMAC)」は、いずれ胴体幅の広い航空機を製造する計画も明らかにしている。

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