英政府、高糖分の飲料に課税へ 子どもの肥満防止図る
オズボーン財務相は、「税金は国民の行動に影響を与えると認識している。だから減らしたいものには課税し、奨励したいものには課税しない」と述べた。
過去数年にわたって「砂糖税」の導入を求める運動を続けてきた人気シェフのジェイミー・オリバー氏は「世界中に影響を与える大きな動きだ」と課税を評価した。米ニューヨークで同様の税金の導入を目指したブルームバーグ前市長も「肥満と糖尿病を減らす世界的な戦いで英国はトップに立った」と述べた。
政府の文書によれば、税額は1リットルあたり0.18ポンド(約29円)で、高税率が適用された場合には0.24ポンド(約39円)となる。
課税は2018年4月から始まり、初年の税収は5億2000万ポンド(約837億円)と見込まれている。英政府はこの税収を学校でのスポーツ振興に使う予定だ。