「トランプマスク」大売れ、メキシコの工場フル稼働
メキシコ・ヒウテペック(CNNMoney) 米共和党の大統領候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏のマスクが飛ぶように売れている。おかげでハロウィーン用のマスクを製造するメキシコの工場はかつてない盛況ぶり。CNN取材班は経営者の案内で工場を取材した。
マスク製造会社のカレタスREVはメキシコ中部モレロス州ヒウテペックに2つの工場をもつ。トランプマスクは同氏が有力候補として浮上した昨年秋ごろから売れ始め、トランプ氏の米国での人気ぶりとメキシコでの不人気ぶりのおかげで需要に火が付いた。
工場では主に女性従業員がマスクの仕上げを担当し、ゴム製のマスクに人工毛髪を植えている作業員も。「このマスクは最初は毛髪なしで製造していたが、客からの要望で髪を付けるようになった」と経営者は説明する。
米国での販売価格は毛髪付きの「デラックスモデル」マスクが23ドル(約2500円)、ゴムだけでできたマスクは19.95ドル(約2000円)。これまでに製造したマスクは数万枚に上る。