新たな米20ドル紙幣、黒人女性が初登場
5ドル札の表にはこれまで通り第16代大統領エイブラハム・リンカーンが残り、裏にはワシントンのリンカーン記念館の建物や同施設に絡む歴史的行事に関係した人物肖像画が描かれる。フランクリン・ルーズベルト元大統領の妻エレノア・ルーズベルトらで、1963年の大行進に伴って同記念館で有名な演説を行った公民権運動指導者のマーチン・ルーサー・キング牧師が新たに加わった。
これら新紙幣のうち、10ドル紙幣は女性の参政権が憲法で認められて100周年の節目となる2020年までに印刷される予定。他の紙幣はこれより数年遅れるとみられる。
20ドル紙幣のアンドリュー・ジャクソン元大統領については数千人規模の先住民死亡につながった強制移住などに関与した経緯を踏まえ、肖像画を使用すべきではないなどの指摘も出ていた。