ハイヤー運転免許に「英語試験」、ウーバーが反発 英
ロンドン(CNNMoney) 英ロンドンの交通行政当局は14日までに、非英語圏諸国の出身者が個人資格のハイヤー運転免許を申請した場合、英語テストを課す新たな方針を決めた。今年10月1日から実施予定。
試験は、乗客との料金折衝や安全走行の確保などで問題のない意思疎通を図る上で必要と強調している。
これに対し配車サービス大手の「ウーバー」は異論を唱え、英語での会話能力テストは支持出来るとしながらも2時間もかける記述テストは不必要と反論。記述試験は安全走行の実現や顧客との円滑な会話を確保する以上の要件を満たすことを要求していると主張した。
同社はロンドン市内の顧客に対し電子メールを送付し、カーン市長に英語テストの再考を促す活動を要請し、市長に送付する見本の手紙も添えた。
英語テストが実施されれば、個人資格のハイヤー運転免許や再更新を申請する数千人規模の運転手に影響すると声明で主張。記述試験「B1」に合格しなければ免許を失い、路頭に迷う人間も出てくると強調した。