米コロラド州、マリフアナの売り上げ10億ドル突破
(CNN) 嗜好(しこう)用のマリフアナが合法化された米コロラド州で、2016年1~10月のマリフアナ販売店での売り上げが10億ドル(約1100億円)を突破したことが15日までに分かった。コロラド州の税務当局が明らかにした。
コロラド州では2012年にマリフアナが合法化され、14年から販売が始まった。15年にマリフアナ関連産業で1万8000人分の常勤の雇用が生まれ、関連する州内の経済活動は23億9000万ドルに達した。
当局によれば、嗜好用や医療用のマリフアナを販売する店舗でのマリフアナや関連製品の売り上げは今年10億ドルを超えた。昨年の売り上げは9億9618万4788ドルだった。
同州でのマリフアナ合法化にかかわった法律事務所ビセンテ・シダーバーグのパートナー、クリスチャン・シダーバーグ氏によれば、年内の売り上げは13億ドルに達する見通しで、経済活動に与える影響は30億ドル規模に達する可能性もあるという。
シダーバーグ氏によれば、マリフアナ産業はコロラド州でも最大の産業のひとつとなり、急速に成長しているという。15年から16年にかけて、小売りの売り上げは53%増加したほか、医療用の売り上げも9%増加している。嗜好用のマリフアナの売り上げは今後も2けたの伸びを示す見通しだという。