NAFTA再交渉、5月開始か メキシコは国内で意見集約へ
ニューヨーク(CNNMoney) メキシコのペニャニエト大統領は5日までに、トランプ米大統領が修正を明言している北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を今年5月に開始させる方針を明らかにした。
メキシコ市での記者会見で、地元の経済界と90日間にわたって協議した後、再交渉に臨むと述べた。また、国民に対しメキシコ製品の購入を促した。トランプ氏が標榜(ひょうぼう)する「米国第一主義」を意識した呼び掛けとみられる。
トランプ大統領もペニャニエト氏が言及した90日間の国内協議を認める考えを示した。
両国にカナダが含まれるNAFTAの再交渉の正式な日程が浮上したのは初めて。
トランプ氏はペニャニエト大統領の記者会見の翌日の2日朝、再交渉を速める考えを表明。ロス次期商務長官を再交渉の責任者にするとも述べた。