内向的な人の人脈作り――専門家がコツを指南
ニューヨーク(CNNMoney) 人脈作りというのは、恐ろしくて、気詰まりで、不愉快なものだ。毛嫌いするという人もいるかもしれない。
ただ、職探しには人脈作りが欠かせない。正しいやり方をすれば、あちこちの人間関係が夢の仕事につながる可能性もある。ビジネス向け交流サイト(SNS)大手の米リンクトインによれば、仕事口の85%は何らかの人脈を通じて埋まるという。
内向的な人をはじめ、人脈作りを嫌う向きは多い。人脈作りは臆面もない自己宣伝であり、いつわりのやり取りだと見なしているためだ。だが、実際は違う。
戦略コンサルタントで人脈作りについての著書もあるデボラ・ザック氏は、「人脈作りの主眼は深いやり取りをすること。意味のある長期的な方法で人と関わることだ」と指摘する。
米ノースウェスタン大学のキャリア・アドバイザー、レベッカ・ケーン氏は外向的な性格を自認しており、仕事の半分は人脈を通じて獲得してきたという。そんなケーン氏のような人にとっても人脈作りは気詰まりを感じることがある。
「イベントに行ったりすると、エネルギーを感じることもある。皆が同じ部屋にいて、自分らしくありたいと本当に思っていることから来るエネルギーだ。ただ、自分以外の誰かにならなければならないという感じも漂っている」
他人と打ち解けるためのケーン氏のコツは質問をすること。人は自分について話すのが好きなものだ。